玄光社刊「イラストレーション」「イラストレーションファイル」には、ここでは語り尽くせないほどお世話になっております。
先日久々に「同ファイル」を開いてm(_ _)m、じっくりと眺めました。
人の作品見ると、羨ましかったり、真似したくなったりするものですよね。
イラストレーター駆け出しの20代〜30代中頃までは、
「イラストレーション」をそれこそ食い入るように見ていました。
が、
「それではイカン!!」
「本を閉じて自分の作品つくりに専念しよう!」
と、その後しばらく遠ざかっていました。
(もちろん、時々は見てましたけど ^_^;)
しかし、人間変わるものですね。
自分のスタイル(みたいなモノ)が見えてくると、
それまで感じていた焦りは、嘘のように無くなり、
(ホントはまだあるけど)
人の作品を余裕を持って眺めることが出来るようになりました。
さらに!
それまでイラストばかり見ていたはずが、
レイアウトやら、
フォントやら、
コピーやら、
おまけに、各種広告媒体の存在やコンセプトにまで
突っ込みをいれている自分がいるではありませんか。
う〜〜〜む。
凄いじゃないか、イラストレーションファイル!
もちろん自分の変化だけではなく、
イラストレーションの時代に合わせた編集&コンテンツのお陰。
素材が写真では、デザインは写真に頼りすぎてしまう。
文字やパターンが素材では、人肌を感じない。
イラストレーションという素材だからこそ、
ADやデザイナーの料理の腕が試されるのだ。
掲載イラストレーター諸氏は、
自分の作品のみならず、一番良いデザインの物をチョイスしているはず。
下手な洋書や、チープなハウツー本などより、
アドフラッシュ・マンスリー(古いか?)より、
どんなグラフィック年鑑より、
その情報量はハンパでない。
単なるイラストカタログではない。
そこには、日本のグラフィックの今が詰まっている。
最高のデザインの教科書といって良いのだ。
そのことに、気がついているADやデザイナーが、
今の日本にどれくらいるだろう?
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