★イラストレーションファイルはデザインの教科書である。

玄光社刊「イラストレーション」「イラストレーションファイル」には、ここでは語り尽くせないほどお世話になっております。



先日久々に「同ファイル」を開いてm(_ _)m、じっくりと眺めました。




たぶんイラストレーターだったら、皆思っていることでしょうけど、
人の作品見ると、羨ましかったり、真似したくなったりするものですよね。


イラストレーター駆け出しの20代〜30代中頃までは、
「イラストレーション」をそれこそ食い入るように見ていました。

が、

「それではイカン!!」

「本を閉じて自分の作品つくりに専念しよう!」

と、その後しばらく遠ざかっていました。
(もちろん、時々は見てましたけど ^_^;)


しかし、人間変わるものですね。

自分のスタイル(みたいなモノ)が見えてくると、
それまで感じていた焦りは、嘘のように無くなり、
(ホントはまだあるけど)
人の作品を余裕を持って眺めることが出来るようになりました。


さらに!

それまでイラストばかり見ていたはずが、

レイアウトやら、
フォントやら、
コピーやら、
おまけに、各種広告媒体の存在やコンセプトにまで
突っ込みをいれている自分がいるではありませんか。


う〜〜〜む。
凄いじゃないか、イラストレーションファイル!

もちろん自分の変化だけではなく、
イラストレーションの時代に合わせた編集&コンテンツのお陰。


素材が写真では、デザインは写真に頼りすぎてしまう。
文字やパターンが素材では、人肌を感じない。

イラストレーションという素材だからこそ、
ADやデザイナーの料理の腕が試されるのだ。

掲載イラストレーター諸氏は、
自分の作品のみならず、一番良いデザインの物をチョイスしているはず。



下手な洋書や、チープなハウツー本などより、
アドフラッシュ・マンスリー(古いか?)より、
どんなグラフィック年鑑より、
その情報量はハンパでない。

単なるイラストカタログではない。
そこには、日本のグラフィックの今が詰まっている。
最高のデザインの教科書といって良いのだ。

そのことに、気がついているADやデザイナーが、
今の日本にどれくらいるだろう?



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