☆戦国武将をモデルのイラスト

信長・秀吉・家康の戦国武将三英傑をモデルとした、ポスター向け作品を仕事で描きました。

戦国武将を迫力ある姿で描くイラストレーターは大勢います。
その多くは、気迫ある表情でドラマティックなライテイングを駆使した、
古典的リアル系テイストのもの。


そこで今回は、その路線ではなく、
「高貴で気品のある迫力」をテーマにしてみました。
というか、そういった絵を描くという理由で、僕の元へ仕事が舞い込んだ次第。


テイストも、単なるリアルではなく、日本画風平面を立体化したというイメージ。

表情・動き・衣装の構造と絵柄・ライティング・色・添景・演出・・・・・
考えるべきこと集めるべき資料は山のようになります。


特に歴史物の絵は、衣装・武具・馬具等々、画像のリサーチが大変です。
容易に手に入るような画像は、大概レプリカものなので、当てにならない場合がほとんど。

かといって、図鑑ではないので、

歴史資料に正確忠実に描くということも、ワザとおこないません。

いろいろあれやこれやを組み合わせますが、
結局最後は、想像力を働かし多くの部分をオリジナルで作りこむことになります。
もちろん、すべての素材はゼロからの描き込みです。



しかし実は・・・・・・

ここまで引っ張っておきながら・・・・

この作品は・・・・・

コンペに漏れて、お蔵入りになりました(T_T)



こういうこともままあります・・・・




しかし、我々の仕事の救われるところは、
このような仕事が、ちゃんと作品として残っていくということ。
いつかまた陽の目を見るチャンスがあるかもしれません。
デザイン作業のみでは、こうはいかないのです。


素材を創りあげる力というものは、大切なスキルです。







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