★キーワードは「次にストレスなく使えること」。

僕は、自他共に認める整理魔である。
基本的に自分の視界に入る周りがとっちらかっていると、お尻がムズムズして落ち着かないのだ。

身の回り収納や情報整理についての書籍が、ベストセラーの常連になっている昨今。起業家を目指すような人達は目の色を変えて、人の整理術を学ぼうとしている。その中身は、整理=コンパクト化・スピーディな検索・見た目の美しさ、という図式が一般的だ。

一方、小説家や編集者に昔から良くあるように、散らかっているように見える部屋の状態でも、ちゃんと目的の物を素早く発見出来る人も少なくない。彼らは、文明から閉ざされた原住民族を見るような周囲の視線の中でも、ちゃんと彼らなりの整理ルールを構築している。

大きな蔵を持っている人は、コンパクト化ということに無頓着だろうし、紅茶を飲む時間のたっぷりある人にはスピーディな検索も必要ないかもしれない。10人十色、人それぞれの整理術があるはず。

押し付けがましい情報整理術の本は、まずその著者の環境や育ちを良く知って、なぜその考えに至ったを考慮しないと、両手広げて歓迎とはいかない。

僕は整理するとき、いかに気持ちよく物(情報)が取り出せるかを基本にしている。

「次にストレスなく使えること」 これだけがキーワードだ。

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