描いた絵もアイデアも使い捨ての時代があった。
ストイックな考え方をしていた時期があったのだ。
同じ絵を使い回す(流用する)ことはダメ。
その都度描く事によって、自分のスキルを上げることが出来る・・・。
なんてことを考えていた。
デジタル導入初期時には、レイヤーで作品を残すことは良くないことと、
ことごとくを統合画像にして、レイヤーデータを廃棄していたのだ。
いやあ、もったいなかった。
今は?
事細かく、レイヤーを残しています。パーツでの流用もします。
アイデアスケッチでさえレイヤー化して、
バリエーション作りや、描き増し・修正に備えています。
考えれば、この「レイヤー」という概念&技術は、
デジタルが画像制作に与えた最大の恩恵。
レイヤーなしには、今のボクの仕事も作品制作も考えられません。
数百のアイデアスケッチのアーカイブを見ていると、
1点1点がレイヤーであり、そのレイヤーの集まりが、
紛れくもなく今の自分の視点なのだなということを感じます。
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