☆ A.ミュシャをリスペクト。

ボクの知る限り、アルフォンス・ミュシャは現代で言うグラフィックデザイナーの目をもった画家としては、おそらく最高ランクの人。



平面的で輪郭線が強調されいている作風は、日本画文化に通じるものがあり、
日本人にファンが多いのもうなずける。

ボクも多くを彼の作品から盗み・真似しているが、
研究すればするほど、そのデッサン力・バランス力の凄さに嫉妬するばかりだ。

髪の毛・草木・衣服のシワ。
そして風景とグラフィックなパターン。
リアルさの中に、明確に整理・デフォルメされたパーツには、
ダイナミックな躍動感の傍ら、一部の破錠も見当たらない。
密と粗の絶妙なバランスがめちゃ心地良い。

色も同色系等を中心の中に補色を上手く取り入れていて、
まさにグラフィックデザイナーのお手本のような配色。

トロンとした憂いの表情には、
竹久夢二なんかも、きっと影響されているんだろうなって気がします。

重くもなく軽過ぎもせず、誰が見ても一目でそれとわかる。
飾っておくだけで周りを品良く見せてくれる魅力。
アールヌーボー的インテリアに趣味はないが、
間違いなく一度は作品を所蔵してみたい作家の一人である。



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