にも関わらず、デジタルクリエイターの現場では、
常に「サイズ」は気を揉まなければいけない・・・。うむむむ〜っ。
デジタル制作では、印刷用/プリント出力用/WEB用/ゲーム用/TV用など、
目的に応じたデータサイズ設定が行われ、
普通は使用する最大の大きさに合わせて制作開始する。
不用意に大きなデータサイズは、作業効率UPの妨げになりかねないし、
目的より小さなサイズは問題外。
ただ、印刷用サイズからWEBやTV用などへのサイズダウンは、
粒子の荒れ・ボケや色味の変化など
気をつけなければいけない問題があったりする。
ビットマップの場合、小さなサイズでの制作は画像が荒いので、
大きなサイズでの作成よりも意外に神経を使う。
A4サイズ(350dpi)程度のオフセット印刷用仕事では、
ビットマップ画像のデータ量は35MBもあれば良いのだが、
ボクの場合、将来的に展覧会や販売など、
最低A3サイズ程度の大きさにプリント出力をすることを
最終着地地点にしているので、50MB程度で制作する場合がほとんど。
絵の間やテクスチャーの目なども
プリント出力の大きさに照準を合わせ描画する。
印刷において多くの場合、微妙なテクスチャーなどの風合いは、
作者の思いほど見る側に受け取られる場合が少ないのだ。
デジタル制作には、余分に考えなければならないことが多過ぎるな。
サイズを気にせずに描いていた頃が懐かしい。
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