★文芸誌扉絵シリーズ。

別冊文藝春秋で2006年から連載されている、
坂木司氏作「ウィンターホリデー」の扉絵を
ずっと担当させていただいています。



作家さんの原稿を、編集担当の方から受け取り、
サクっと読んで、イメージ。

2010年11月号

2011年3月号



エディトリアル系の、特に扉絵や挿絵の仕事は、
話の内容に「つかず離れづ」がセオリー。

話に入り込みすぎて、説明する絵になってしまってはダメ。
かといって、全くトンチンカンのものもダメ。

自分の世界感を出そうという思い。
文章のイメージを壊さないようにという思い。
もちろん、他の作家の作品よりも目立つものをという色心もある。

プロなので、上手く描こうという意識もあるが、
それを出し過ぎると、返って魅力のない絵になってしまう。

いろんな思いを込めながら楽しく描いています。
広告の仕事と違って、内に入れる仕事です。

0 件のコメント :