☆写真を見て描けば楽に描ける話。

目の前に本物をモデルにして描く(制作)ことは美術の基本ですが、
そのことが邪魔をすることがあります。




ガラスや金属や水を2次元に表現することは、初心者にはとても難しいこと。
で、「絵を描くことは難しいことである。」と思ってしまうことがよくある。

小学校時代に、まず「本物を目で見て描きましょう。」「写生しましょう。」
なんてことをやっているから、絵が嫌いになる子が出てくる。

目の前の対象物をそのまま描くことは、
3Dを2Dに情報変換することであるから難しいに決まっているのだ。

ならばどうするか?
まず写真を見て描くことから始めるべき。
2Dを見て2Dにするのだから、解りやすい。
ガラスや金属や水の映り込みも、頭で変に考えるからだめ。
そのまま描けばいいのだ。

この段階を経てから、写真では捉えられないことを観察するために
「本物を見て描く」段階に入るべき。

想像力を膨らませる教育と、絵を描くスキルを教えることは別物である。
これが分かっていないと、
「絵は苦手だなあ。」という大人を育ててしまうことになる。

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