言うまでもなく、作品集や作品カタログは、
われわれイラストレーションを商売にする者にとって重要な営業ツール。
1・2年に一回の発行が多いので、出来る限り新しい仕事&作品を掲載するようにするが、ここに一番気を使う。
毎年同じような作品を掲示すると「代わり映えがしないね。」と言われ、
コロコロとスタイルを変えると「節操がなく、記憶に残らない。」と言われる。
物理的な制限から一冊に収録できる作品点数は限られ、
自分をトータルにブランディングして見せることはかなり難しいのだ。
そこへいくと、WEBサイトでは思う存分自分をブランディング出来る。
紙の媒体とは違い物理的制限はほぼ無く、リアルタイムでの発信が可能。
検索に引っかかりさえすれば誰にでも見てもらえる。
リアルカタログ冊子だけが生む費用対効果は年々衰えている。
もはや、WEBとのリンクなしでは生きていけないだろう。
紙という媒体上しかなかったので、我々はそこに活動の土俵を見出してきたが、
時代は土俵の拡大・移行を迫ってきている。
作品集・カタログがどういう形で生き残るのか、消え去るのか。
リアルタイムで体験しながら、新しい土俵に上がりたい。
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