☆作品集・カタログ冊子に思うこと。

ボクが所属している、NIC(名古屋イラストレーターズクラブ)の最新作品集が出来ました。




 
ボクはこの他、「イラストレーションファイル」玄光社刊などの作品カタログ冊子にも作品を掲載していただいています。

言うまでもなく、作品集や作品カタログは、
われわれイラストレーションを商売にする者にとって重要な営業ツール。
1・2年に一回の発行が多いので、出来る限り新しい仕事&作品を掲載するようにするが、ここに一番気を使う。

毎年同じような作品を掲示すると「代わり映えがしないね。」と言われ、
コロコロとスタイルを変えると「節操がなく、記憶に残らない。」と言われる。
物理的な制限から一冊に収録できる作品点数は限られ、
自分をトータルにブランディングして見せることはかなり難しいのだ。

そこへいくと、WEBサイトでは思う存分自分をブランディング出来る。
紙の媒体とは違い物理的制限はほぼ無く、リアルタイムでの発信が可能。
検索に引っかかりさえすれば誰にでも見てもらえる。

リアルカタログ冊子だけが生む費用対効果は年々衰えている。
もはや、WEBとのリンクなしでは生きていけないだろう。
紙という媒体上しかなかったので、我々はそこに活動の土俵を見出してきたが、
時代は土俵の拡大・移行を迫ってきている。
作品集・カタログがどういう形で生き残るのか、消え去るのか。
リアルタイムで体験しながら、新しい土俵に上がりたい。

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