☆Googleは<モモ>になることが出来るか?

幸か不幸か、「ちょっとググるかな。」と、今時の小学生は宿題をGoogle検索を使って済ます時代になってしまいました。

仕事作品より

検索システム最大手のGoogleの売上は10兆円を超えていると言われています。
何も製品を作り出さない、あたらしいコンテンツを何もクリエイションしていないのにです。

googleの収益モデルの基本は、検索結果に表示されるほんの数行の広告。
この数行を表示してもらうために、
世界中からあらゆる情報を集め、さまざまなサービスを無料で提供しています。
必要な情報を検索するには、時間という労力が必要。
googleはこれを利用者の代りに行っています。

利用者は、googleには直接お金を支払わなくとも、
検索結果の商品やサービスなど、どこかで婉曲的にお金を落としています。

すなわち、googleは時間を売っているわけです。
(良く考えてみれば、世の中のすべてのサービスは間接的に時間を売っていることになるけどね。)

ミヒャエル・エンデの有名な小説"「モモ」には、
時間貯蓄銀行という組織が出てきます。
知らないうちに人から時間を奪って、
人びとの心からはどんどん余裕が消えていきます。
そこへ現れた純真で裕福ではないモモが、
徐々に人々の時間を取り戻していくのです。

モモのような純真さが有るか無いかは別として、
検索を介して人々に時間を売っている秘密結社?google。

googleの未来はボクたちの未来。
ちょっとSFチックのようですけど、言い過ぎでもないようです。

0 件のコメント :