仲間が増えると、淀んでいた流れが一時的であるかもしれないけど流出す。だから嬉しい。
どんな世界もたぶんそうなんだろ。
憧れて雲の上のような人と思っていた人と、
同じ土俵に入ってちょっと話してみる。
意外にも普通の人で、それまでの緊張が一気に解ける。
そういう瞬間がある。
ずっと凄いなと思っていた技の秘策を知ってしまった時、
なんだこんな事かと、拍子抜けしたりもする。
自分が入会した時のことを、そんな風に思い出した。
低い所から高い山の頂きの様子を知ることは出来ない。
頂に登れば、もと立っていた所も、登ってきたルートも、その周囲もわかる。
だからみんな、見渡せる場所を目指す。
ボクもまだルートの途中。
おまけにルートは、未だに複雑だ。
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