テーマにしている「手帳」ネタをまた一つ。
制作がデジタル化している現在のボクの現場では、
アイデア出し作業が、今のところ唯一アナログ画材を使う作業です。
この作業の中心となるのが、アイデア帳ならぬ「思考手帳」。
この思考手帳に向かうことで、アイデア出しを習慣化しています。
●アイデアは「ふと思いつく」ということは基本的にありません。
キーワードの幹から広げた思考(文字)の枝葉の先に、
果物のように実ります。
●アイデアの実が宿るまでは、ギリギリまで絵に加工することを我慢します。
焦って、早く絵にしてしまうと、未熟なままの実になってしまうばかりか、
アイデアの枝葉がそれ以上伸びなくなります。
できるだけ、大きな思考の枝葉を茂らせ、
つややかな実のアイデアが宿るのを我慢強く待ちます。
●実ったアイデアは、すぐにもぎ取って加工します。
さもないと、ポトっと落ちて消えてなくなります。
●加工したものを記録しておけば、取り敢えず安心。
しばらくは、新鮮味を保ちます。
●しかし、これにも賞味期限があります。
賞味期限を確認するために、日付は必ず付けます。
こうした「思考のログの木」を育むことを習慣化しておくと。
アイデアをヒラメキで出すという、苦労をせずに済むのです。
ボクの場合のことですが。
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