グラフィック業界の内側に入ってしまうと、
その違いが歴然としていることがわかるのですが、
理解していない人にこれを説明しようとすると結構難しい。
ここでは面倒なのでその説明は省かさせていただきます。m(_ _)m
絵を描くことが好きという人に得意の人物画を描かせれば、
どの時代のマンガで育ってきたか一目瞭然。
マンガっぽい絵をして「私、こういうのしか描けないんです!」という人は、
そういうのしか観て育っていないだけ。単なる経験不足。
観て育ったビジュアルと使ってきた画材が限定されていただけの話なのです。
マンガやアニメ的表現を抑えこむのには、
ドローイングの癖がでない画材にトライすることが効果的。
極太い筆と油絵具・ハサミで切り絵・指でパステル・エアブラシ、etc。
線では無く、面で表現することに挑戦することで、大きく視野が開けます。
仮にそれらを使っても、まだマンガ的表現の癖が出るならば、
それはひょっとしたら素晴らしい資質であり、
新しい表現スタイルとして追求してもいいかも知れませんね。
今や、マンガやアニメの存在価値は20年前のそれではなく、
絵画や写真と同じ目線で評価されるようになってきました。
イラストレーションとも普通に競合する時代です。
無理に抑えたり抜け出す必要はないかもしれません。
0 件のコメント :
コメントを投稿