★作品の評価。

案内状をもらっていた、PINの会さんのグループ展を見てきました。



毎年この時期定期的に開催され、
今年のテーマは「Love&Peace」。

デザイナー・カメラマン・イラストレーター・コピーライターと、
クリエイターの業種をまたぐ珍しい展覧会。
バラエティにとんだ作品が見れることが特徴です。



展覧会などで作品を見て「Good!」と評価する基準は人それぞれでしょうが、
「自分にはこの発想がないなあ。」
「自分にはこのスキルがないなあ。」
といった、自分を物差にした見方が大半でしょう。
「この作品は時代の流れに乗っているなあ。」という見方も、同じです。

そこにボクは、
「苦労して生み出した作品か?」
「搾り出して考えこまれているか?」
「汗水垂らしているか?」
といった、時間的背景も加えています。

デジタルで制作プロセスが簡略化されてしまった現代、
時間的背景を感じさせる作品が少なくなっています。
特にグループ展など、一人の作品展示数が1〜2点程度ということも
更にそれを助長してしまいます。

もちろん「アイデア一発・センス勝負!」の
クリエイティブを否定するわけではないし、
時間が全てであるとは言いません。

たとえは悪いが、トレーニングで肉体改造をした場合、
3年かけて掛けた肉体は、トレーニングをやめれば3年で元に戻り、
3週間の場合は3週間で戻るとも言われます。

時間的背景のない作品は、風化するのがとても早いのです。


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